みなPAPA

しごとのあれこれ 語ります

有期雇用と無期雇用

うーん

 

ねむたい

 

みなぱぱです

 

 

うちの犬、プリンちゃんが早起きなもので。

 

 

4時とか5時に  鼻をぐいぐい押し付けてくる

 

 

もー   わがままっこ。

 

 

なぜ嫁にはしないのか   不思議だ

 

 

ということで。

みなさん、派遣は3年まで、というのを聞いたことがあると思います。

もちろん今も派遣は3年までです。

ただ、昔と違うのは3年以降の選択肢が増えたということです。

 

いままでは簡単に言うとこんな感じ。

・派遣されていた会社への直接雇用化してもらえないかの打診を派遣元が行う

・別の派遣先に移る

 

3年以上は派遣しちゃだめよ、続けるなら派遣先さんが直接雇ってね、ということですね。

「必要な期間、必要な能力を持つ即戦力の必要性を解決する」のが派遣だからです。

派遣って、最初はこういう業務だけしか派遣しちゃいけませんよ、というルールがあったんです。

つまり、派遣は「期間が決まっているからこそ許されている」わけです。

ではなぜこんな取り決めがあるのか。

これは労働者を守るためです。

ずっと派遣だと、一向に生活水準って向上しないし、働いている派遣先になんの責任もないため、労働者がただ必要な時に使われる、いらなくなったら切るというとても都合のいい存在になってしまうので、これを防ぐためと私は受けとめています。

 

ではいまは3年たつとどうなるのか。

選択肢が一つ増えてこうなりました。

 

派遣元の無期雇用社員となり、派遣を継続する

・派遣されていた会社への直接雇用を派遣元が行う

・別の派遣先に移る

 

要は派遣会社が派遣社員を無期雇用という雇用形態にすることで、その労働者の雇用は確保されるため、派遣期間は気にしなくていいよ、となるということです。

無期と言っている以上、その方が派遣会社の定年年齢になるまで(派遣会社の就業規則によります)、今の派遣先で仕事がなくなっても、次の派遣先を見つけて、それを提供できないのであれば、派遣会社の内勤にしなさい、と法律で定められています。

 

ここ! ここで気を付けなければならないです。

無期だからもう大丈夫、と考えるのはとても危険です。

 

コロナが始まったころ、これまで無期雇用社員として最初から雇用されて、派遣先で仕事をしていた方々が100人単位で派遣終了となりました。

派遣先はコロナで仕事がなくなったのでやむを得ない部分はあると思いますが。

雇用しているほうはどうしたかというと、会社都合で解雇したんですね。

これ、石川県での出来事です。

この会社は100人派遣していた派遣先以外に、派遣先が多くない、他県から来た派遣会社でした。

つまり、無期雇用という雇用の安定を餌に採用し、厳しくなったら別の仕事先を紹介するために取引先を増やしていなかったということが言えます。

これは「働く方の将来などどうでもよく、無期雇用という都合のいい言葉で雇って人をを集めていただけ」と私には見えます。

本来無期雇用で派遣するのであれば、今の派遣先がなくなったとしても次々と派遣先を紹介するか、派遣会社でこの雇用を確保するため内勤にする。

こうすることで国は雇用は確保されるだろうと考えていたはずですが、全く逆で無期雇用社員の解雇が多く起こりました。

もちろん、会社にはクビが多ければ国から監査が入りますし、会社の助けになる助成金補助金を使えなくなるというペナルティが課されます。

ですが、これより雇用し続けるほうが会社にとってマイナスなんです。

 

本当にいい派遣会社は、ちゃんと次々仕事を紹介してくれます。

さらにここ!ここでも注意!

次々仕事を紹介してなんとか雇用をつなげることを「雇用安定措置」といいます。

無期雇用で今の派遣先での仕事がなくなったら、次の派遣先を紹介しなければならない。

次の仕事を紹介したけど・・・・本人がうなづかなかったので雇用が保てませんでした!という履歴を作られ、これが複数あると派遣会社ではしっかり当人と向き合い、仕事を紹介したけど本人がうなづかなかった、つまり雇用安定措置を行ったとみなされる場合がかなりあります。

 

こうならないために見るべきところは・・・

 

・今の派遣先がなくなったとき、どれくらい今の就業条件の変化に対応できるかを聞いてくれるか

・今の仕事に近い業務内容、近い条件の仕事をちゃんと紹介してくれるか

・もし派遣先が見つからなかった場合、休業手当についての説明や、内勤での業務紹介などを営業担当がしっかり説明できるか

 

条件の変化を聞いてくれるということはとても大事です。

同じ就業先は二つとないので、多少条件は変わるけどどこまでが許容範囲なのかを確認してくれている証拠です。

今の仕事に近い仕事を紹介してくれるのも、ちゃんと働く側のことを考えてくれている証拠でしょう。

そして、もし派遣先が見つからなかった場合の説明で結構派遣会社の真意が見えます。

ずさんな会社は、聞いてもここを全く説明しません。

これを説明できないということは、もともと無期で雇い続けるつもりがない意思の表れです。

この3つ、有期雇用から無期雇用になるときは気を付けるとよいかと思います。

 

では最後に。

有期雇用と無期雇用と大きな違いの一つは、人事権です。

有期雇用の時は仕事の紹介を受け、自分で選び、見学に行き、派遣先を決めていましたよね。

しかし無期雇用の場合は、人事権が基本派遣会社に移ります。

今の派遣先がなくなってしまったら、この中の仕事から選んでくださいね、が基本になることが多いです。

 

派遣会社で無期雇用となる場合、長くお世話になる場合、大事なのは。

 

どれだけいろんな仕事を多く受注している会社か、が一つの指標になるかもしれませんね。

 

 

特に派遣社員を無期雇用化している派遣会社に在籍している方は、しっかりHPを見てみるとよいと思います。

 

 

仕事の数や業種が少ないと・・・

 

 

では今日はこのへんで。

 

 

みなぱぱ